私たち現代人は、大なり小なり精神的なストレスや不安を抱えながら生活しています。
- 仕事のストレス
- 近所づきあいのストレス
- 将来に対する不安
- お金に関する不安
などなど。
おそらく、かなり多くの人々が
「食事とストレスの関係」
「食事と不安の関係」
に気づきつつあるのではないでしょうか。
アメリカでの調査結果ですが、
「精神状態が改善しそうな食品や飲料」や「気分が高まりそうな食品や飲料」 …を日常的に選んでいる人
の割合はここ5年ほどで3割以上増えているそうです。
イギリスでの話ですが、
- 6割以上の人が「食べものがメンタルに直接影響する」 と信じている
- 7割以上の人が「腸の健康が気分に影響する」 と信じている
という調査結果もあるようです。
さらに、オーストラリアでは
「うつ傾向を減らすのに食事のカウンセリングが有効」
「野菜、果物・魚をよく食べる人は、記憶や感情をつかさどる海馬が大きく、加工食品を多くとる人は海馬が小さい」
などの研究結果が出ているようです。
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気分や精神状態を良くするための食事のことを、欧米では
「ムードフード」
と呼んでいます。
ムードフードのポイントはだいたい以下のような感じです。
- 炭水化物や砂糖を控えめにする(→うつの元になる脳の炎症を防ぐ)
- 健康に良い脂肪を選ぶ(→オメガ3オイルなどが脳を助ける)
- 腸活に良い食べものを選ぶ(→ストレスを軽減する)
- 良い睡眠をもたらす食べものを選ぶ(→精神面の健康につながる)
- 植物性の食べものを多く摂る(→脳の酸化を防ぐ)
- 加工食品を控える(→添加物を控える)